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プログラミングを学ぶのはスティーブ・ジョブズになるためじゃない

2020年のプログラミング学校教育必修化についての議論がすすみ、当初の「第4次産業革命の時代を生き抜き、主導していってほしい。」というプログラマー育成目的から少し修正されているようでホッとしています。

確かにプログラミングができるとアプリの開発もできて、アップルのスティーブ・ジョブズやマイクロソフトのビル・ゲイツ、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグのようなアメリカン・ドリームを手にした大金持ちになる可能性もあります。

ただ、そういったモノやサービスを生み出すには創造性や発想力、経験などがいろいろ必要となり、必ずしもプログラミングができるから作り出せるとは限りません。

つまり、必要条件ではあるけれど、十分条件ではないんです。

僕はむしろプログラミングを通して学ぶことがあると思います。つまり、プログラミング「を」学ぶのではなく、プログラミング「で」学ぶのです。

僕にも7歳と2歳の娘がいますが、両親とも共働きなのでできるだけ支度や日常やるべきことについて円滑に進めたいと思い、つい「失敗させない」ようにしてしまうことがあります。結局、失敗した後の始末が面倒ということもあるのですが。

でも、本来失敗することで学ぶことの方が多いのは皆わかっていると思います。失敗しないように守られて大人になると、失敗を恐れて行動できなかったり、壁にぶつかってどうしたらいいかわからなくなるかもしれません。

そこで奥様、プログラミングです(笑)。

先日、東大で開催されたプログラミングのイベントで「アーテック」という会社が子どもたちを対象にプログラミングでロボットを動かすワークショップを開催していました。

そこで見たのは定められたコースの上をロボットが動くように、何度も何度も試しては失敗し、パソコンの前に戻ってプログラミング、という作業を真剣な顔で繰り返す少年でした。微笑ましく見ていたところを朝日新聞に激写され新聞に載ってしまったのでした(^^;

プログラミングは正しく組まないときちんと動いてくれません。でも一発でうまくいくことは多くありません。何度も何度も失敗してどこが悪いのかを考え、(トライ&エラー)ついに完成したときの達成感も格別です。仕事の後のファンタも最高でしょう(笑)

大人になってプログラマーがやるのとは別ですから、何度失敗しても迷惑はかかりません。いくらでも失敗できるのです。

8月15日(月)に鹿沼市民情報センターにてプログラミング体験の無料イベントを開催します。定員の5名には達しましたが、参加を希望される方はエムネットまでご連絡ください。

TEL 0289-63-4056

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