11月12日(土)に教室をお休みさせていただき、今後のトレンドを占うイベント「日経トレンドエクスポ2016」に行ってきました。
会場は六本木「東京ミッドタウン」。講演やカンファレンス、展示と表彰式という内容ですが、まず僕が最初に聞いた講演が、「ポケモンGO」で一躍有名になった、Googleマップの開発者が立ち上げた会社「ナイアンティック社」の日本法人社長による講演。
「ナイアンティック」ではこれまで「イングレス」という位置情報を活用したゲームを展開していました。「ポケモンGO」はこれを元に開発されました。
Googleマップ、Google Earthといったお馴染みのサービスを開発する中で、辿り着いた結論が「自分の足で動いて遊ぶ」ということだったようです。
「ナイアンティック」の人たちは皆ゲームが好きなのですが、子どもたちがゲームに夢中になるあまり自宅から一歩も外に出ないということに心を痛め、「イングレス」や「ポケモンGO」といったものが誕生したといいます。
「イングレス」は日本ではあまり知られていませんが、それでも世界中でこのゲームで歩いた総距離は「2億5800万キロ」だそうです。
そして、「ポケモンGO」ではこれまででなんと「4億8000万キロ」!
地球と太陽の距離が1億5000万キロといいますから、これを2往復もできるほどの距離になるほど人々を歩かせた、ということですね!
マクドナルドも「ポケストップ」を設定することで売り上げが上がったといいます。震災の被災地でもポケストップや珍しいポケモンを配置することで、訪れる人を増やしたいといいます。
ただ、重要なのは、人が来るだけではダメだということ。マクドナルドは「テキサスバーガー」の復活など、魅力的な商品を準備していたことが成功の秘訣だったといいます。
人を集めるお膳立てはナイアンティック社が、そしていかに消費をしてもらうかは店舗や地方の努力にかかっているということですね。
次回はヒットメーカー秋元康氏による「エンタテインメント業界の未来 人は何に感動するのか?」についてご報告いたします。
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